諦めると僕らは何故か少し生きやすくなる

タイトルは神聖かまってちゃんの死にたい季節から。

 

自分の逃げ場を作る。どんな形であっても。

相手でも物事でも迫ってきたことに対して、誰も知らない自分だけの秘密を持つ。

その誰も入れない自分の秘密を保険に、なんとなく過ごしやすく、生きやすくなる。

シャットダウン。唯一の選択肢を控え、最悪の事態に用いることによって、あとは関係ないと言ったような行動を取ることも出来る。

 

嫌いになられる前に嫌いになる。毒を持って毒を制す。先手や諦め、無関心を取ってしまえばきっと傷付かずに済む。確かにそうだ。

 

だが、そこに甘んじて目の前のことや人に向き合えないのも情けないとも感じてきた。傷付くのを恐れて保険を先に取り、安全地帯に先に入るような。彼女が男友達と仲良くしてるから、こっちも変に関わりを持とうとするような。上手くいかないことに対して諦め、LINEを非表示にしてしまうような。相手にそもそも本気にならないような。確かにスゴい楽だ。

けど、その安全地帯から見る景色はどこか虚しく痛い。なら100%当たって受ける悲しさの痛みの方が軽い気もする。

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